ハードディスクは超精密機械です
データの要(かなめ)は「ハードディスク」
ハードディスク(HDD)は、OS(Windowsなど)やプログラム、あなたが作った大切な写真や書類データなどがすべて記録される場所です。この部品が故障すると、パソコンは起動しなくなってしまいます。
平均寿命は 10,000時間
ノートパソコン、デスクトップ、外付けHDDのどれも同じで、ハードディスクは「消耗品」です。
使い続ければ必ず劣化してきます。
計算してみると...
- 1日 8時間使用 × 年間 300日 = 2,400時間
- 4年間 = 9,600時間
平均寿命が3~4年と言われているのが、データ的にもうなずけます。
精密な回転部品を搭載しているため、
逆に「半年に一回しか回さない」
といった極端な不使用も良くありません。
ナノレベルの極限の世界
ハードディスク内部のプラッター(円盤)とヘッド(針)の隙間は、なんとナノレベル(1ナノミリ=1千万分の1ミリ)しかありません。
どれほど繊細か?
内部に埃がひとつ落ちただけで傷がつき、記録データは一瞬で破壊される、それほど過酷な環境で動いています。
終了時にスタートメニューから「シャットダウン」を行うのは、このヘッドを安全な定位置(ホームポジション)にしっかり戻すためです。
物理ボタンでの「強制終了」がいかに無謀か
超高速で回転している円盤のすぐそばで、鋭い針がデータを読み取っている最中に、何の前触れもなく電源を遮断し急停止させることが、どれほど機械に負担をかけるか、想像に難くないでしょう。
店主の実体験エピソード
以前、ネットブックをバッテリーで使用していた際、うっかり充電切れで電源が落ちてしまったことがあります。
たった一度の過ちでしたが、次に電源を入れたらパソコンはフリーズし、二度と正常に起動しなくなりました。結果、ハードディスクの物理故障。交換する羽目になったのです。
「自分は何回もやってるけど大丈夫だよ!」という方もいるかもしれません。
それは、単に「運が良かっただけ」です。
PCがよくフリーズしたり、1週間のうちに何度も強制終了が必要な状況は、
すでに「PCの健康状態が危険である」という末期のサインです。